事実と想像をきっちり分けること

さて今日の偶然をどう受け止めるかということだが、
それは彼女の直近の態度と言葉を見てみないと分からない、
だから特に急がなくてよいがなるべく早めに真実を確かめる、
という意味に落ち着けることとする。


僕が彼女を好きなことは紛れもなく確かだ。
だが、彼女が僕をどう思っているかは分からない。
今日のあの一瞬だけを見てどうこう判断できない。
どうなのだろうか。それは考えてみても分からない。
それを確かめない限りはどうにもならない。
想像では決して真実は明らかにならない。
だから、想像ではなく真実をを追い求めようと思う。


ただ、彼女はあの時とても楽しそうだったから、
あの一瞬だけではなく、今はいい状態にある確率は高い。
そして、彼女が僕よりも彼を好きだという確率は高い。
今の状況では、かなりの確率で僕に勝ち目はないように思える。
だから、今彼女の気持ちを聞いてみたところでだめの確率が高い。
ただ、彼女が彼のことを好きなのに僕が思い続けることは不毛だ。
僕は今までどこか彼女が彼より俺の方が好きかもしれないと
思えたからこそ一緒にいれたのだ。しかし、今は分からない。
もしかしたら、今は彼のことが好きだけど、
待っていれば僕のことを好きになることはありうるかもしれない。
だけど、それは僕にとって究極に受身的態度であり、アンフェアだ。
そして、僕にはもうそれほど時間はなく、もうそんなに長く待てない。
だから、その時が来たらあっさりと想いを告げ、あっさり聞こうと思う。
それでいい。彼女の気持ちを考えきれてないという点でシンプル過ぎる
のかもしれないが、僕の気持ちも少しは彼女に考えてもらえばいい。


今まではここで勝手に身を引いていただろう。
それは想像によって勝手な帰結を生み出し、
その帰結を無理矢理自分に信じ込ませてきたからだ。
つまり、想像と事実をごちゃ混ぜにしていた。
しかし、今回は違う。ちゃんと確かてみようと思う。


想像と事実を分けることは大切であり、そうすべきだ。
そうすることでのみ、事実を手に入れることができる。
これは恋に限った話ではない。
これからは、想像と事実を分けてやっていくことをここに誓う。