水と戯れ、体力と引き換えに集中力を取り戻す

朝10時から夜12時までのバイトが終わった!
今は自由な時間を堪能してる。
まだあれから2時間しか経って無いとは思えない。


さて、ずっとひたすら皿洗いだった。
去年はおせち詰め込み作業だったんだけど、
今年はおせちに背を向けわんさか運ばれてくる
汚れ物を一つ一つきれいにしてやってた。
ずっとたちっぱで足はくたくたでふらふら。
手は真っ白で水そのものになったよう。
水が体に染み込むような感覚。特異な経験。
今日は一日中水遊びをしてたみたいだ。


皿洗いだけど、一つのことにこんなに集中した
のは前を覚えてないくらいに久しぶりだった。
集中した時の全身が開ききっている感覚、
自分の思いが全て対象に向けられている感覚、
その快感を感じて、この上ない喜びを感じた。
最近集中できない自分を腹立たしく思ってたので、
この収穫は大きい。俺はまだ集中できる人間だ。
集中する感覚を一度思い出せばこっちのもんだ。
その感覚を集中したい時に思い返し起こして、
自分でその感覚に持っていこうとすることが
できる。今度は集中すべきことに集中する番だ。


この時期のバイトは年収めに力を出し尽くして
その年を締めくくるという意味合いが僕にとってある。
そうして今年出せるものは出して新しい力に漲った
自分で新しい年を迎えようと思うのだ。
またバイトしながら一日ぼーとその年を振り返る
という効用もある。何を考えるともなく、
一つのことに没頭しながらふわっと振り返るのだ。
今年もそれらの目論見に見事成功。


明日は久しぶりの帰郷。
学割だけ朝学校に取りに行って、
軽くカフェでコーヒー飲んで、
家に帰ろう。ゆっくりしよう。